東急8500系8637F


東急8500系は、1975年に登場した東急電鉄の通勤車両です。

およそ15年の長きにわたり製造され続けた車両であるため、製造された時期によって細かい様々な違いがあります。そんな中、この8637Fは1986年に登場。8500系の中でも後期に作られたため、屋根周りを中心に他の8500系と多くの違いがあるのが特徴です。また、多くの8500系が赤帯である中、この編成は登場から間もない時期に青帯に塗り替えられ、東急CATV号やシャボン玉ラッピング、さらにはBunkamura号など、東急グループのPR電車として長きにわたり活躍してきました。

2022年8月現在、8500系最後の1本として活躍を見せています。

 

プラレールでは、シャボン玉ラッピングが剥がされ、Bunkamura号になる直前の青帯のみの姿を制作することにしました。

中の人一番のお気に入りの編成であるため、特徴を最大限に再現できるよう、時間をかけて丁寧に制作しました。


前面です。行先表示は「長津田」。運行番号は41Kです。朝ラッシュ後、車両基地に戻る運用をイメージしました。窓や貫通扉はプラ板を細かく切り抜いて貼り付け。車番はインレタを使用しました。

屋根上と側面です。先頭パンタグラフや、8637Fの特徴である色違いのクーラー、側面のギザギザ(コルゲート)、青帯を再現しました。コルゲートは、高級プラ板「エバーグリーン」を使用しましたが、切り抜きにかなり時間がかかりました。


後に制作した8606Fとの並び。こうしてみると、朝ラッシュ後の田園都市線に見えてとてもよいですね。



改造プラレール「東急8500系8637F」

落成:2022年4月

制作期間:約5ヶ月

種車:E233系