1991年にデビューしたロマンスカー。それまで「連絡急行」であったあさぎり号が特急に昇格するのにあわせて製造されました。JR御殿場線へ直通することからJR東海の371系と同一仕様であるほか、床面を高くしたハイデッカー構造や2階建て車両の連結など、バブル真っ盛りであったデビュー当時の雰囲気を感じさせる車両です。
しかし、このハイデッカー構造や2階建て車両の連結がバリアフリー化の支障となってしまったことから、2012年に小田急線から引退。現在は海老名市のロマンスカーミュージアムで展示保存されているほか、山梨県の富士山麓電気鉄道に譲渡され、その活躍を見ることができます。
中の人は、ロマンスカーミュージアムでの展示を見たことをきっかけに、プラレールでの制作を決めました。
種車は、両先頭車が近鉄アーバンライナーnext、中間車がスーパービュー踊り子です。形が近いと言うことで選びましたが、難しい切りつなぎやパテ盛りなど想像以上に加工内容が多く、苦労しました。
前面のアップです。ライトと愛称表示器はシールでの再現です。もちろん「あさぎり」としました。
中間車のアップです、スーパービュー踊り子の中間車から、窓のパテ埋めや屋根の切り取りなどを行いました。ドア上の案内表示器と窓横の排気口はシールで再現し、それ以外はエアブラシで塗装しています。
先頭車の側面です。案内表示器と排気口はシール再現ですが、それ以外は窓も含め塗装で再現しました。屋根上は209系金型から移植し切り繋いだものを載せており、パンタグラフは東武スペーシアからの複製品です。
後尾車も同様の加工で再現しています。
改造プラレール「小田急ロマンスカーRSE」
落成:2024年1月
制作期間:約2ヶ月
種車:近鉄アーバンライナーnext、スーパービュー踊り子