東急8500系は、1975年より運行を開始した通勤電車です。
新玉川線の開通に伴い製造され、当時としては最先端の技術を多く取り入れたことから、鉄道友の会よりローレル賞を贈られた名車です。最盛期には、42編成400両が田園都市線・新玉川線のみならず大井町線や東横線でも活躍していましたが、後継の5000系や2020系による置き換えが進み、2022年8月現在は1編成10両を残すのみとなっています。
プラレールでは、2020年5月に引退した8606Fを制作。この編成は、幕式の行先表示、スカート無しという登場時に近い姿を最後まで維持しており、多くのファンから根強い人気を集めていました。現在は、両先頭車が東急テクノシステムにて保存されています。
前面です。行先は「急行 清澄白河」。運行番号は38Kとしました。8606F運行最終日の表示を再現しました。
この車両は窓やライトのバランスが難しく、制作には時間を要しました。赤帯と車番はシールで再現。ワイパーも作りました。
屋根と側面です。東急8500系の特徴である白いクーラーはプラ板で自作しパテで複製。フタをしたような屋根の形状もプラ板で再現しています。また、東急のマークも貼り付けています。
プラフェスにて。過去に制作した8637Fとの並びです。
往年の田園都市線の光景が再現できます。
改造プラレール「東急8500系8606F」
落成:2021年6月(2022年8月リメイク)
制作期間:約6ヶ月
種車:E233系中央線